ラップハープとは?(起源・仲間編)

ラップハープ

前回は簡単にラップハープの特徴について書きました。

前回の記事はこちら。

しかし、ここである疑問が。

情報が少なすぎて、どんな楽器かが分からない。

どの辺りで盛んな楽器なのか?

発祥は?…など。

なので今回は、私なりに調べた結果を記していきたいと思います。

どの辺の楽器なの?

メーカーを見ると、北米やカナダで作られているような。

ハッピーハープのHape(ハペ)はドイツの会社ですが…

そこを見ると、アメリカ周辺で親しまれている楽器なのかもしれません。

向こうではツィター(zither)とも呼ばれているそうです。

アメリカ版Amazonの商品レビューを見ていると、子どもへのクリスマスなどのプレゼントとして購入した方の感想がよく見られました。

確かに、簡単なので音符さえ知っていれば4〜5歳くらいで弾けるのかもしれません。

子ども用の楽器という位置づけなのでしょうか。

ラップハープの原型?個性的な仲間たち

プサルタリー

その昔、古代ギリシャにプサルテリオン(Psalterion)という古楽器があったそうです。

本で見た感じ、箱に弦が張ってあるハープのような楽器で、ラップハープに構造がよく似ているように見えます。

プサルタリー、プサルテリー、サルテリー、プサルタとも呼ばれていて、ラップハープよりはだいぶ大きいようです。

版は変わっているようですが、黒沢隆朝さんの”図解 世界楽器大辞典”という本に記述がありました。

プラックドプサルタリー

また、指や鳥の羽で演奏するものを「プラックドプサルタリー(Plucked psaltaery)」と呼んで区別することもあるようです。

こちらは、台形のものが多いように感じます。

演奏動画があったので、ご紹介しますね。

ラップハープより低音で、しっかりした音ですね。

中低音好きの私としては、かなり好きな音です。

ボウドプサルタリー

もう一つ、弓を使ってヴァイオリンのように演奏する「ボウドプサルテリー(Bowd psaltery)という種類もあるそうです。

こちらは、ほとんど長めの三角形。

現在では、こちらの方が主流なのか「プサルタリー」と検索するとこちらの方が多く出てきます。

ひとつ、演奏動画をご紹介しておきますね。

ヘルマンハープ

また、似たような作りの楽器にヘルマンハープというものがあるそうです。

こちらも動画があったので、載せておきますね。

かなり大型で、しっかりとした音が鳴っている印象です。

弦が縦になってる以外は、仕組みは似ているようですね。

まとめ

ラップハープは指で弾く箱型ハープであり、子ども用プサルテリー って立ち位置なのかな?と思います。

おもちゃという扱いである分、情報が少なくてまだまだ謎が多いです。

アメリカの人から、どんな感じで親しまれているのか話を聞いてみたい…。

詳しい方がみえましたら、いろいろ教えてくださると嬉しいです!

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