今日の本は、
森沢明夫さんの小説、 きらきら眼鏡。
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映画化、漫画化もされた作品らしいですね。
知らなかった…。
今回はファンタジー要素はなく、恋愛要素の強い作品だと思います。
でも、ドロドロした感じはないので、恋愛系が苦手な方も安心して読めると思いますよ!
あらすじ
サラリーマンの立川明海は愛猫を亡くし、途方に暮れていた。
そんな中、とある古本屋で一冊の自己啓発本を見つけるのだが、そこには一枚の女性の名刺が挟まっていた。
意を決して彼女にコンタクトを試みる明海だったが…。
感想
明海は、過去のいじめでトラウマを抱え、目立たないように、人の顔色を見る傾向のある男性です。
一方、きらきら眼鏡の発案者であるあかねも辛い事情を抱えています。
そして、落ち込む明海を励まそうとする同僚、弥生も明海に特別な思いがありそうな様子で…。
三角関係という文字が頭をよぎりましたが、最後まで安心して読めました。
むしろ、最後はすっきりした気持ちにさせてくれるお話です。
平凡な人生を過ごしてきた明海が、どうしたいのか決断して前に進む姿が描かれていて、勇気をもらえました。
人生、辛いこともあって簡単には立ち直れない時があるかもしれません。
それでも、日々の感動を素直にとらえていく”きらきら眼鏡”、かけてみたいと思いました。
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