楽譜を買ってみたのはいいけれど、なんか楽譜の頭にシャープやフラットがついている…!って時、ありませんか?
そんな楽譜を演奏する時は、2つの方法があります。
今日は、そのうちの1つ目を解説していきたいと思います。
①ラップハープの弦を半音上げる、または下げる
前回の記事では、ハ長調の楽譜を演奏するためにファ#の弦を弦を半音下げましたよね。
その要領で、弦の音を上げ下げすることで他の調も演奏することが可能になります。
楽譜の頭につくシャープやフラットの数で、どこにそれらをつけるかが決まっているので、この後の項で解説していきますね。
このステップで使える楽譜
楽器の調をいじれるようになると、選べる曲の種類もぐんと増えます!
お気に入りの曲目指して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ジブリの楽譜集ですね。
ハ長調以外の楽譜もありそうですが、ドレミがふってあるメロディ譜が使いやすそうです!
こちらはディズニーのピアノ譜です。
アナ雪からエレクトリカルパレードまで、幅広い楽曲を楽しめそうです。
ピアノ入門〜初級レベルなので、気軽に挑戦できそうです。
白日や紅蓮華など、最近の話題曲が盛り沢山のドレミ付きのピアノ楽譜です。
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では、いよいよ楽器の調の変え方をご紹介していきますね。
各調の説明
その前におさらいです。
ラップハープ の基本音階はソラシドレミファ#ソ(ト長調)なので、何も触っていない状態だと最初からファにシャープがついています。
なので、♯や♭がないピアノなどでは基本のハ長調を演奏したい場合、ファの音を半音下げる必要があります。
#や♭の数別に、どの音を上げ下げすればいいのかを表にまとめましたので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
#、♭なし
何もついていない、”ドレミファソラシド”のことをハ長調といいます。
暗い雰囲気の短調では、”ラシドレミファソラ”のイ短調となります。
(長調と短調については、また後でお話しします)
ラップハープで演奏するときは、ファ#(F#)の弦を半音下げてただのファにしておきましょう。
#系(ついた音を半音上げる)
※シャープ1つのト長調は、ラップハープの基本調なので何もいじらなくてOK!
他の調は、それに加えて半音上げる調を増やしていきます。
#がつく音 | 音階の始まりの音 (調の呼び名) | |
#1つ | ファ | ソ(短調はミ) (ト長調、ホ短調) |
#2つ | ファ、ド | レ(短調はシ) (二長調、ロ短調) |
#3つ | ファ、ド、ソ | ラ(短調はファ#) (イ長調、嬰へ短調) |
#4つ | ファ、ド、ソ、レ | ミ(短調はド#) (ホ長調、嬰ハ短調) |
#5つ | ファ、ド、ソ、レ、ラ | シ(短調はソ#) (ロ長調、嬰ト短調) |
#6つ | ファ、ド、ソ、レ、ラ、ミ | ファ#(短調はラ#) (嬰ヘ長調、嬰二短調) |
#7つ | 全部 | ド#(短調はラ#) (嬰ハ長調、嬰イ短調) |
♭系(ついた音を半音下げる)
※ファはシャープ(#)がつかないので、半音下げておきます。
♭がつく音 | 音階の始まりの音 (調の名前) | |
♭1つ | シ | ファ(短調はレ) (ヘ長調、二短調) |
♭2つ | シ、ミ | シ♭(短調はソ) (変ロ長調、ト短調) |
♭3つ | シ、ミ、ラ | ミ♭(短調はド) (変ホ長調、ハ短調) |
♭4つ | シ、ミ、ラ、レ | ラ♭(短調はファ) (変イ長調、へ短調) |
♭5つ | シ、ミ、ラ、レ、ソ | レ♭(短調はシ♭) (変二長調、変ロ短調) |
♭6つ | シ、ミ、ラ、レ、ソ、ド | ソ♭(短調はミ♭) (変ト長調、変ホ短調) |
♭7つ | 全部 | ド♭(短調はラ♭) (変ハ長調、変イ短調) |
#、♭5個以上は、あまり見かけないので最初はスルーして大丈夫だと思います。
私も久しぶりに見ました…。
説明
・#(♭)がつく音
楽譜の頭についている#か♭の数を見て、対応する音の弦を調律してください。
とりあえず、楽譜を演奏するのにはここだけ見てもらえば大丈夫です。
・音階の始まりの音
調が変わると、音階が始まる音が変わります。
例えば…
何もつかないハ長調では、ドレミファソラシドだったものが、
♭1つになると、ファソラシ♭ドレミファになります。
楽譜があれば気にしなくて大丈夫ですが、耳コピで音域が足りるかどうか確認する時などにご利用ください。
・調の呼び名
念のため、各調の日本語名を載せました。
覚えるのに後半頭が痛くなってくるので、基本スルーで大丈夫です。
長調と短調について
ぱっと聞いて明るい調を長調、暗い調を短調といいます。
この2つは親戚のような関係にあり、各#、♭の数ごとにペアが存在します。
音階の始まりの音も変わってくるので、
例えば「#♭がないからドレミファソラシドだと思ったのに、何か変だぞ?」と思ったら短調のラシドレミファソラだった…ということもあります。
楽譜を買ってくる場合は気にしなくて大丈夫ですが、覚えておくと何かと便利かもしれません。
弦の調律の仕方
こちらの記事にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
拙い説明でしたが、いかがでしたでしょうか。
この調号の話を覚えておくと、さらに様々な楽譜に挑戦できるようになると思います。
とりあえず、#、♭がつく音さえ押さえておけばすぐ演奏に生かせると思うので、よかったら試してみてくださいね!
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