さて、今日は楽器に関する本を紹介してみようと思います。
茂木大輔さんのオーケストラ楽器別人間学。
※楽天では取り扱いがないようです…
学生の頃に買って、それから時々取り出してはクスリと笑わせてもらっている本です。
オーケストラの各パートを演奏者の視点で解説した本です。
表現もユーモラスなものが多く、読みやすいと思います。
どんな楽器があったっけ?と思ったら読んでみると楽しいですよ!
改訂版(上リンクのもの)では、指揮者、ソリスト、声楽家などを考察した「オーケストラ周辺の人々学」、「アマチュア・オーケストラ専門用語集」などが増補されています。要チェックですね!
内容と感想
表紙をめくると、すぐに各楽器の配置表が絵で載っています。
詳しくない方も「あぁ、こんな感じなのか」となんとなく全体像が掴めますね。
第1章は、「どんな人がどんな楽器を選ぶのか」、
第二章は、「その楽器がいかなる性格をつくるのか」
という内容になっています。
難しそうに聞こえるテーマですが、著名なオーボエ奏者である茂木さんの視点からユーモアたっぷりに書かれており、つい笑ってしまうことも。
人前で読むには注意が必要です!笑
あとはもし有名人が楽器を選んだら…といった話や楽器別適性判断クイズがあり、自分だったらこの楽器かな、とあれこれ想像するのが楽しくなります。
(少し前の本なので、有名人はちょっと分かりづらい…かな?)
きっと、音楽系の部活やサークルに持ち込んだら盛り上がることでしょう!
個人的には、楽器を化学式に見立ててその相性を解説したり、
各パートが学級として文化祭の出し物をしたら…という第四章後半の話が面白かったです!
文化祭の話は、ぜひ吹奏楽部の学生さんに読んでいただき、実行してほしいです。
(実例があればぜひご一報を…!)
ぜひ読んでほしい人
オーケストラというとどうしても難しく格式高いものだというイメージがありますが、楽器ごとに見ていくと、各パート個性的で強烈なキャラクターがあることが分かります。
この本を読んだ後ではだいぶ印象が変わるのではないでしょうか…?!
(と期待しています)
経験者の方は、「うんうん、わかるよ」「えー、違うよ!」とあれこれ思いながら楽しんでみてください。
演奏者側だから分かるあるあるなエピソードも出てきますよ。
まとめ
タイトルは堅めですが、不意にニヤリとしてしまうこと必至なとっても楽しい音楽の本でした!
オーケストラってどんなものか興味がある方から、楽器を演奏する方まで幅広く楽しめる本だと思います。
改訂版が出ているそうなので、是非そちらも読んでみたいものです!
コロナで大変な時期ですが、早く収まってみんなで楽器演奏やコンサートを楽しめる日が来ますように…。
コメント